RCIとはRank Correlation Indexの略で、日本語では順位相関指数となります。RCIは一定期間において、時間と価格に順位をつけその相関関係を表す指標です。難しく聞こえますが、価格がどれくらい上昇または下降し、買われすぎなのか売られすぎなのかを判断する指標ということです。+100%~-100%の数値で表され、どの数値にいるかで相場の加熱度が分かります。+80%以上であれば買われすぎ、-80%以下であれば売られすぎと判断します。残念ながらMT4には搭載されていませんので、カスタムインジケーターをダウンロードして利用してください。
RSIはパラメーターで設定した期間を利用して計算されます。たとえば9日間で設定した場合、過去9日間における価格を高い順に1位から9位に順位付け、当日を1位とし順番に順位付けしていきます。そこに複雑な計算式を用いて導き出された数字をもとに相関関係が割り出され、期間中の価格が上昇しているとRCIが+100%、下降しているとRCIが-100%となります。
RCIは価格の動きに沿って動きます。そのためRCIが0%を越えて上がり始めたら「買い」、下がり始めたら「売り」のタイミングだと判断することができます。また売買のタイミングのコツに、±100%になった瞬間に売買するのではなく、±80~90%を上回るあるいは下回ったタイミングを狙うというものがあります。こうすることである程度トレンドがはっきりしているというメリットがあるからです。
RCIはMT4のEAでも使われていますが、強いトレンドが発生すると±100%の位置に張り付いてしまい売買サインが機能しなくなるというデメリットがあります。そのためEAでRCIが使われる場合には必ず他のテクニカル指標と合わせて使われています。中でも相性のいいテクニカル指標のひとつがボリンジャーバンドです。